腸管からのカルシウム吸収はどう調節されているのか調べたら難しすぎる。
わかったことだけ書いていきます。
今回はカルシトリオールのところだけです。
ビタミンDのお話です。
皮膚にある、7-デヒドロコレステロールが紫外線によりプレビタミンD₃、そしてビタミンD₃へと変換される。
当然,腸管からもビタミンD₃は調達される。
次に、肝臓で25番目のところにOH水酸基が引っ付いて水酸化される。
25-ヒドロキシコレカルシフェロール
それから、腎臓で1番目のところにOHが付いて、1,25-ヒドロキシコレカルシフェロール、これがカルシトリオール。
ステロイドホルモンの仲間で、細胞の受容体に引っ付いて遺伝子発現の変化を引き起こす。
カルシトリオールの作用は、
腸管からのカルシウムイオン吸収の促進。
腎臓でのカルシウムイオン再吸収の促進。
骨に作用して成熟破骨細胞の数を増やすことによって骨吸収促進、
骨からカルシウムイオンとリン酸イオンを遊離させる。
骨芽細胞も刺激する(骨形成促進)が、正味の効果は骨からのカルシウムイオン遊離。
それと、表皮中の7-デヒドロコレステロールは年齢に応じた減少があり、これは老齢に伴うカルシウムバランスの低下と関係している。
肝臓と腎臓がカルシウム代謝に大いに関与してることが重要!
Comments