心理ストレスによる体温上昇、これは解熱剤が効かないなぜか?
普通の発熱はプロスタグランジンE2が体温中枢である視床下部に働きかけて発熱を起こす、なのでプロスタグランジンの産生を抑制する解熱剤を使えば発熱を抑えることができる。
だが、心理的ストレスによる体温上昇は違うプロセスで体温を上昇させる。交感神経系を使って褐色脂肪組織による熱産生をする。
褐色脂肪組織とは赤ちゃんや冬眠動物に多くある組織で筋肉に運動を起こさずに体温を上昇させる。ダイエットでも有名になりましたよね。
心理ストレス→交感神経→褐色脂肪組織→体温上昇
こんなプロセスがあったとは!
さあ、どう治療に生かせるでしょうか?
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