今年初めて読んだ本の紹介です。メルロポンティについて知りたくて、本人が書いた本などは難しくてわからないと思い、何かわかりやすい本はないかと探していると、この本に行き当たりました。
現象学という学問を始めたのは、ドイツの哲学者フッサールで、その後を継いだのが「存在論」のハイデガーです。
メルロポンティはフッサールの講演を聞き現象学に傾倒し、意識と身体の関係に注目し身体論を展開しました。
人間の知覚は体を介さずには成立しないという、今では当たり前のように思われていることを、哲学的な形で表現しました。
例えば、原初的な知覚である感覚としての視覚は、身体の一部である目を通して成立し、触覚は身体の一部である皮膚を通して成立する・・・。
実はこの本には、メルロポンティのことは、ほとんど書かれていません。難しい概念を解りやすく書かれています。でもあまり理解できていませんが・・・。
次は、メルロポンティの「知覚の現象学」に挑戦するか、解説書を探すか。誰かいい本あったら教えて!
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