top of page
  • ブラックFacebookのアイコン
  • Black Twitter Icon
検索

知性の進化


著者であるジョセフ・C・ピアスは、世界は三層性を持っていて、今見えている物理的世界、その背後に人間の感覚器感ではとらえられない「精妙な」あるいは「形成的な」世界、さらにその奥にそれを生じさせる「原因的な」世界があるという。

この3つの世界は、デヴィッド・ボームのいう「明在系」「暗在系」「超暗在系」に対応する。

そして、人間の精神はやはり三層構造を持つ脳を用いて、この3つの世界を認識する。

三層の脳とは、爬虫類型の脳、旧哺乳類型の脳ー大脳辺縁系、新皮質ー新しい哺乳類の脳である。

つまり我々の心は物理的世界に制限されず、その背後にあるより根源的な世界に通じていて、そこから情報を引き出す。

サバン症候群の人などは直接、その根源的な世界にごく限られた範囲で通じていて、超人的な能力を発揮する。

それから、読字障害の患者の話があって、この人たちの多くは、文字がページの上にとどまっているように見えず、浮いて漂っているように見えるらしい。そこで乗り物酔いの薬を飲むと症状が、一時的に改善される。それに興味を持ったイギリスの整骨医(たぶんオステオパス?)は患者を様々な方法で回転させたり、揺らせたり、横転させたりして、前庭と内耳が正常な機能に戻るようにやってみた。側頭下顎接合部と内耳の前庭回旋処理ーこれは身体バランスと空間定位の感覚にかかわっているーとの間には密接な関係があることから、整骨医たちは頭蓋と下顎接合部が柔軟になるまで治療する「頭蓋整骨」の技法を開発した。とあるので、内耳機能の回復が読字障害の治療になるということですね。

 
 
 

最新記事

すべて表示
夜尿

夜尿とは、 5歳以上で1か月に1回以上の頻度で夜間睡眠中の尿失禁を認めるものが3か月以上つづくものをいう。それは、夜間尿量と膀胱の大きさが重要になる。そして膀胱の大きさに比べて尿量が多い「多尿型」、尿量は普通だけれど膀胱が小さい「膀胱型」、その両方の「混合型」の3種類がある...

 
 
 
緑内障治療薬

交感神経非選択性刺激薬(ジピべフリン)ー線維柱帯路流出促進 β 遮断薬(チモロール・カルテオロール・ベキタロール・レボプノロール)ー房水産生抑制 α₁β 遮断薬(ニプラジロール)ー房水産生抑制+ぶどう膜強膜路流出促進 α₁ 遮断薬(ブナジソン)ーぶどう膜強膜路流出促進 α₁...

 
 
 
気管支拡張薬

気管支拡張薬には β ₂刺激薬、テオフィリン薬、抗コリン薬などがあるが、気管支平滑筋の異常収縮を改善させるために用いられる。主に気管支喘息とCOPDに用いられるが気道狭窄を伴う急性気管支炎や気管支拡張症の治療にも用いられる。...

 
 
 

Comments


bottom of page