top of page
検索
itami-osteopathy

脂質異常症

コレステロールというとよく、悪玉善玉という言葉を耳にします。コレステロール自体には悪玉も善玉もありません。

LDL(low-density lipoprotein)低密度リポタンパク

HDL(high-density lipoprotein)高密度リポタンパク

前者に乗って運ばれるコレステロールを悪玉、後者が善玉と呼ばれますが、コレステロールは同じで乗り物が違うだけです。

LDLは各細胞にコレステロールを運ぶ仕事をしています。

HDLは余ったコレステロールを回収してまわっています。

LDLが炎症のある血管壁にくっつくので、これが脳梗塞や冠動脈疾患の原因とされ悪者にされています。

東海大学の大櫛氏によれば、血管の炎症が起これば修復する必要があり、その補修材料がアミノ酸とコレステロールで、LDLコレステロールは炎症部位にコレステロールを運ぶために集積しているとのことです。コレステロールが高値でも問題ないということです。

本来、血中コレステロールの80%は肝臓で作られています。食事からの摂取が多くなれば肝臓が作る分を減らすはずなんです。普通に食べる分にはコレステロールを気にしなくていいはずです。

LDLが高値になっているのは、血管や他の細胞の修復にコレステロールが必要なのかもしれません。そちらの方に目を向けた方がいいのかもしれません。

閲覧数:27回0件のコメント

最新記事

すべて表示

唾液腺

唾液は独特な潤滑剤であり、抗菌性があり、消化作用をも兼ね備えた複雑な液体である。加えて刺激唾液は有力な緩衝材であり、プラーク中のバクテリアが生産する酸によって引き起こされるpHの変化を制御する、という重要な役割を果たしている。唾液腺腺房細胞は唾液にその特性を与える高分子を産...

注目されるリンパ管の機能

眼の毛様体から産生される房水はシュレム管という管から排出されて、眼圧の調節を受けるが、このシュレム管がリンパ管と似た性質を持つことが報告された。シュレム管の機能不全は老化と共に構造的に脆弱になるため、房水の排出機能の低下により眼圧が高くなって、視神経障害(緑内障)が発生し失...

Comments


bottom of page