top of page
検索

脂質異常症

コレステロールというとよく、悪玉善玉という言葉を耳にします。コレステロール自体には悪玉も善玉もありません。

LDL(low-density lipoprotein)低密度リポタンパク

HDL(high-density lipoprotein)高密度リポタンパク

前者に乗って運ばれるコレステロールを悪玉、後者が善玉と呼ばれますが、コレステロールは同じで乗り物が違うだけです。

LDLは各細胞にコレステロールを運ぶ仕事をしています。

HDLは余ったコレステロールを回収してまわっています。

LDLが炎症のある血管壁にくっつくので、これが脳梗塞や冠動脈疾患の原因とされ悪者にされています。

東海大学の大櫛氏によれば、血管の炎症が起これば修復する必要があり、その補修材料がアミノ酸とコレステロールで、LDLコレステロールは炎症部位にコレステロールを運ぶために集積しているとのことです。コレステロールが高値でも問題ないということです。

本来、血中コレステロールの80%は肝臓で作られています。食事からの摂取が多くなれば肝臓が作る分を減らすはずなんです。普通に食べる分にはコレステロールを気にしなくていいはずです。

LDLが高値になっているのは、血管や他の細胞の修復にコレステロールが必要なのかもしれません。そちらの方に目を向けた方がいいのかもしれません。

閲覧数:24回0件のコメント

最新記事

すべて表示

ここまで来た「あの世」の科学ー天外伺朗 前回紹介した「般若心経の科学」とかなりの部分でオーバーラップしている。 ボームの内蔵秩序やユングの集合的無意識の話が出てくるが、それらの原典を読むよりは、かなりかみ砕いて説明しているので、わかりやすくていいと思う。 「この世」のすべての生物、物質、精神、想念などが、たたみ込まれた、目に見えないもうひとつの宇宙の秩序 時間も空間も存在しない世界 全人類を結ぶ「

般若心経の科学ー天外伺朗 この本は、276文字の般若心経の解説書である。 理論物理学者、デビット・ボームの「ホログラフィー宇宙モデル」 心理学者、ユングの「集合的無意識」 「般若心経」 ホログラフィー宇宙モデルでは、目に見える物質的な宇宙を「明在系(explicate order)」、もう一つの目に見えない宇宙を「暗在系(implicate order)」と呼び、暗在系には明在系の全ての物質、精神

「癒す心治る力」、「ナチュラル・メディスン」とアンドリュー・ワイルの本は読んでいるが、なぜかこの本は持っていなかった。もしかしたら、読んだのかもしない(少なくとも本棚には並んでいない)。今回この本をいただいたので読んでみた。 アロパシー医学(現代医学)と代替医学について書かれていてオステオパシーもちょっとだけ出てくる。 「第4章―健康とは全体である」は興味深い。健康(haelth)の語源的意味は「

bottom of page