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般若心経の科学

般若心経の科学ー天外伺朗

この本は、276文字の般若心経の解説書である。


理論物理学者、デビット・ボームの「ホログラフィー宇宙モデル」

心理学者、ユングの「集合的無意識」

「般若心経」


ホログラフィー宇宙モデルでは、目に見える物質的な宇宙を「明在系(explicate order)」、もう一つの目に見えない宇宙を「暗在系(implicate order)」と呼び、暗在系には明在系の全ての物質、精神、時間、空間などが全体としてたたみ込まれており、分離不可能である。「たたみ込み」の特徴とは「部分が全体で、全体が部分」という構造である。


人間の「無意識」は、個人に所属するものではなく、全人類に共通であり、つながっている(集合的無意識の仮説)。

「無意識」は、われわれが進むべき道を教えてくれる。

「無意識」は、未来を知っている。つまり時間を超越した全知全能の存在。

「無意識」は、宗教が「神」あるいは「仏」と呼ぶ存在に限りなく近い概念。

人間の魂は、「無意識」と対話することにより、聖なる方向へ変容する。

人間の表面的な「意識」と、その奥に存在する「無意識」が完全に統治すると、仏教でいう「悟り」という状態になる。


「空」とは、無常観である。

「空」とは、全宇宙の「相互依存」ネットワークである。

「空」とは、何ものにもとらわれない心である。


これら3つの類似性が語られている。


暗在系=集合的無意識=空=あの世

注・筆者によると、あの世とは死後の世界ではなく、明在系がこの世であり、暗在系があの世である。




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