夜尿
- itami-osteopathy
- 4月16日
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夜尿とは、5歳以上で1か月に1回以上の頻度で夜間睡眠中の尿失禁を認めるものが3か月以上つづくものをいう。それは、夜間尿量と膀胱の大きさが重要になる。そして膀胱の大きさに比べて尿量が多い「多尿型」、尿量は普通だけれど膀胱が小さい「膀胱型」、その両方の「混合型」の3種類がある。
7歳児における夜尿症の有病率は10%とされており、その後1年ごとに15%治っていくとされていくが、0.5%~数パーセントは夜尿が解消しないまま成人すると言われている。
本来、夜間尿量は抗利尿ホルモンの作用により少なくなるようになっている。
抗利尿ホルモンとは(バゾプレッシン)利尿を妨げる働きをするもので、脳下垂体から分泌され血管を収縮させ血圧を上げる働きをする。抗利尿ホルモンは、腎臓の尿細管に作用する。抗利尿ホルモンの利尿を妨げる働きは、体液の喪失を防ぎ、脱水やショックなど、循環血漿量が減少した時(血漿浸透圧が上昇した時)に、体液を保持する。
ほとんどの⽣物が体内時計を備えている。この時計が作り出すリズムが概⽇リズムであり約1⽇の周期をもつ。睡眠覚醒、ホルモン分泌、体温、⼼拍、をはじめとするほとんど全ての⽣理現象に概⽇リズムが現れる。また気分や⾼次脳機能にも概⽇リズム付与されていることが知られるようになっている。 哺乳類では体内時計の中枢は1箇所で視床下部の視交叉上核に存在する。視交叉直上に左右⼀対存在する視交叉上核は哺乳類体内時計の中枢であり、末梢の概⽇リズムをもつ⽣理現象や、末梢組織に存在する時計の位相を⽀配している。⼀⽅で全⾝のほぼすべての組織が概⽇リズムを発振することが可能であり末梢時計と呼ばれている。中枢時計からの概⽇リズムが末梢時計に伝えられるのに対して末梢時計からの中枢へのフィードバックはほとんどなく、体内時計は明瞭な階層を形成している。
小児の夜尿は、高齢者の夜間頻尿とは違い睡眠障害はないように思うので、体内時計の中枢と末梢組織の体内時計の同期うまくいっていないのではないか?
下垂体ー腎臓ー膀胱、全てを含む泌尿器系の体内時計?
泌尿器系のミッドラインから起こる、24時間リズム?
地球のミッドラインから起こる24時間リズム?
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