top of page
  • ブラックFacebookのアイコン
  • Black Twitter Icon
検索

バセドウ病

itami-osteopathy

甲状腺機能亢進症の80%がこのバセドウ病というぐらい多い疾患です。

甲状腺はホルモンを分泌しています。T4とT3です。この状態はタンパク質が結合した状態で活性がありません。タンパク質が外れた活性型の状態(細胞に作用する)はFT4とFT3で,

FT4はヨードが一つ取られてFT3になって細胞に働きかけます。

FT3は何をするか?

全ての細胞の働くスピード(代謝速度)を早めます。

甲状腺機能亢進症は甲状腺ホルモンが過剰になるわけですから。症状は多岐にわたります。

症状は体重減少、心拍出量と心拍数の増加、暑がりと下痢、情緒不安定、振戦、甲状腺腫、それと半数ぐらいの人に出る眼球突出。

バセドウ病ではなぜ甲状腺ホルモンが過剰に分泌されるか?

バセドウ病ではなぜか、TSH受容体に免疫細胞がその受容体にくっつく抗体を作るので、甲状腺ホルモンが過剰に放出されます。

TSH受容体とは下垂体前葉から出るTSH(甲状腺刺激ホルモン)の受容体です。またTSHは下垂体からのTRH(甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン)により放出されます。

TRH→TSH→T3、T4→TRH→TSH・・・・・

このようなフィードバックループを作っています。

バセドウ病ではT3、T4高値、TSH低値という状態になります。

閲覧数:23回0件のコメント

最新記事

すべて表示

気管支拡張薬

気管支拡張薬には β ₂刺激薬、テオフィリン薬、抗コリン薬などがあるが、気管支平滑筋の異常収縮を改善させるために用いられる。主に気管支喘息とCOPDに用いられるが気道狭窄を伴う急性気管支炎や気管支拡張症の治療にも用いられる。...

唾液腺

唾液は独特な潤滑剤であり、抗菌性があり、消化作用をも兼ね備えた複雑な液体である。加えて刺激唾液は有力な緩衝材であり、プラーク中のバクテリアが生産する酸によって引き起こされるpHの変化を制御する、という重要な役割を果たしている。唾液腺腺房細胞は唾液にその特性を与える高分子を産...

注目されるリンパ管の機能

眼の毛様体から産生される房水はシュレム管という管から排出されて、眼圧の調節を受けるが、このシュレム管がリンパ管と似た性質を持つことが報告された。シュレム管の機能不全は老化と共に構造的に脆弱になるため、房水の排出機能の低下により眼圧が高くなって、視神経障害(緑内障)が発生し失...

留言


bottom of page