itami-osteopathy
11月17日読了時間: 2分
牛乳摂取による尿中や血中の女性ホルモン
本来、乳牛もヒトと同じように、出産した後に乳を出すのであるが、出産後40~50日で人工授精させられるので、妊娠中にも搾乳できるようになっている。 そして、妊娠期に搾乳された牛乳は、非妊娠の乳牛から搾乳された牛乳より、はるかに多くの女性ホルモンを含んでいる。 乳牛の妊娠期間は280日であるため妊娠牛からも多量に搾乳していることになる。 秦立強らは、牛乳を300ml摂取すると100ngの硫酸エストロンが体内に入るとしている。 思春期前の子供が1日に産生する女性ホルモン(エストラジオール)は、40~100ngであるため、1日に200mlの牛乳パック1本を飲めば、体内で生理的に作られている女性ホルモン量に匹敵する量を摂取することになる。 成人男性と思春期前小児に、早朝空腹時に市販牛乳600ml/m²単回摂取し、尿中排泄量および成人男性において血中性ホルモン濃度を経時的に測定した研究で、成人男性の結果は、牛乳摂取が血中エストロゲン、プロゲストロン濃度上昇に関与し、その結果ゴナドトロピン、テストステロンの分泌が抑制されたことを強く示唆している。また、牛乳摂取


